養蜂関係者向けセミナー

コンセプト

私たちの世界は急速に変化しています。過去10年間で、様々な人為的要因によって環境は大きく変化し、気候変動、農薬、グローバリゼーションによる急速な病気の蔓延は、生物の絶滅率増加、および、食料サプライチェーンへの圧力にもつながっています。特に、作物の主要な花粉媒介者であるミツバチは、広範囲にわたって人為的ストレスに直接接触しており、新しい病気の宿主となっています。これは、世界的なミツバチの減少にもつながり、農作物の受粉コストを増加させました。ミツバチのさらなる衰退は、これらの作物をますます危険にさらすことになり、学際的な解決策が必要とされます。

このミニシンポジウムでは、ゲノミクス、微生物学、免疫学、寄生虫学などの様々な分野の第一人者が現在行っている研究、方法論的手法について意見交換し、現在の研究ギャップを特定し、国際協力を強化することを目的としています。また、それと同時に、現場で実際に養蜂を行っている養蜂家のコミュニティと科学との間のコミュニケーションの必要性や課題、どのようにお互いが交流し、相互作用を促進するかアイディアを話合うことも目的としています。


県内養蜂家の皆様へ

2021年3月26日に養蜂関係者様へ向けた講演会を予定しております。世界中でミツバチの個体数が脅かされている理由を理解し、また、現在ミツバチが置かれている状況について世界レベルで考え、沖縄県内でもより良い養蜂を目指すきっかけになれば幸いです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時:令和3年3月26日(金)13:30~17:30
場所:OIST講堂
定員:40名まで(定員に達し次第、締め切らせて頂きます)
参加申し込み
新型コロナウィルス感染症対策のため、事前登録制とさせて頂きます。


講演者(予定):
マエヴァ・テシェル(OIST 生態・進化学ユニット)
ヌーリット・エリアッシュ(OIST 生態・進化学ユニット)
荻原 麻理(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)
桐野龍(恩納村役場 農業環境コーディネーター)
収容率50%以下となります(会場最大収容人数493人)
感染症対策を行った上で開催いたします。
体調に不安のある方(発熱、風邪症状、倦怠感など)はくれぐれもご無理をなさらないようお願いします。

問い合わせ:
生態・進化学ユニット リサーチアドミニストレーター チャペル沙織
Email: saori.chappell[at]oist.jp